空間系エフェクター

空間系エフェクターおすすめランキング

ディレイとリバーブで音に奥行きを。モード数・消費電流・プリセットの有無まで踏み込んで、実用目線で8機種を比較しました。

最終更新:2026年8月28日 掲載機種:8機種 価格帯:¥20,000前後 〜 ¥126,500前後

空間系はディレイとリバーブで役割が異なるため、まずどちらを音作りの軸にするかを決めるのが近道です。バンドのアンサンブルで使うなら残響量を細かく抑えられるモデル、宅録やアンビエント志向なら音質とプリセット機能を優先すると失敗しません。2026年現在は円安と価格改定の影響で実売価格の下限が2万円前後まで上がっており、価格差は主にモード数・ステレオ対応・プリセット保存の有無に表れます。さらに多機能なデジタル機ほど消費電流が大きいので、手持ちのパワーサプライで供給できるかを購入前に必ず確認してください。

選ぶ前にチェックしたい4つのこと

  1. ディレイ/リバーブ/両方搭載のどれが必要か、用途から先に絞り込む
  2. 消費電流(mA)とパワーサプライの供給能力・空きポート数を事前に確認する
  3. ステレオ出力の要否と、バイパス時に残響が残るトレイル機能の有無をチェック
  4. 曲ごとに音を切り替えるなら、プリセット保存とMIDI/タップテンポ対応を確認

空間系エフェクターランキング BEST8

順位はサイト運営者の主観による評価です。価格・スペックは2026年8月28日時点で確認したものです。

NO.1

BOSS

DD-200

12モード搭載、これ一台で完結する万能ディレイ

DD-200
想定価格 ¥33,000前後
ディレイ2019年

この順位の理由:価格・音質・機能のバランスが最も良く、初中級からプロまで用途を問わず外しにくい現行の基準機。

ここが良い

  • デジタル、アナログ、テープからシマーやパッド・エコーまで12モードを搭載し、空間系の音作りが1台で完結する。
  • 96kHz/32bit浮動小数点処理とアナログ・ドライ・スルー設計で、原音を痩せさせずに高解像度な残響が得られる。
  • 127個のメモリー保存とMIDI入出力に対応し、曲ごとの音色切り替えや外部機器とのテンポ同期もこなせる。

気になる点

  • 消費電流が225mAと大きめで、パワーサプライの供給能力と空きポートを事前に確認しておく必要がある。
  • バイパスはバッファード固定でトゥルーバイパスは選べず、機能が多い分パラメーターの把握にも時間がかかる。

こんな人に:1台で空間系を完結させたい人、曲ごとにプリセットを切り替えたいライブ中心のギタリスト。

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モード・アルゴリズム12モード(STANDARD/ANALOG/TAPE/DRUM/SHIMMER/TERA ECHO/PAD ECHO/PATTERN/LO-FI/DUAL/REVERSE/DUCKING)
最大ディレイタイム最大5,000ms(モードにより異なる)
ステレオ/バイパスステレオ入出力/バッファード・バイパス(アナログ・ドライ・スルー)
電源・消費電流9V DC(PSA-100S 別売)または単3電池3本/225mA
プリセット保存可(127メモリー+マニュアル)
発売年2019年

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NO.2

Strymon

BigSky MX

12種のリバーブを積む現行最強クラスの旗艦機

BigSky MX
想定価格 ¥120,000前後
リバーブ2024年

この順位の理由:リバーブ専用機の到達点で、予算が許すならこれ以上の選択肢がほぼ見当たらないため2位。

ここが良い

  • Spring、Plate、Hall、Cloud、Shimmerなど12種のリバーブ・マシンを搭載し、質感の作り分けが自在にできる。
  • 2系統のリバーブを直列・並列・スプリットで同時に使え、最大10秒のステレオIR(残響データ)も読み込める。
  • 800MHzトライコアARMと32bit浮動小数点処理により、消えぎわまで滑らかで密度の高い残響を実現している。

気になる点

  • 9V/500mA以上の電源が必須で電池駆動も不可。筐体も大きくボード面積と電源計画に余裕が必要になる。
  • 実売12万円前後と高価で、300プリセットやMIDI運用まで使いこなすには相応の習熟時間が要る。

こんな人に:リバーブの音質に一切妥協したくない、アンビエントやシューゲイザー志向のギタリスト。

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モード・アルゴリズム12マシン(Impulse/Spring/Plate/Chamber/Hall/Room/Nonlinear/Magneto/Chorale/Bloom/Shimmer/Cloud)+IR22種
最大ディレイタイム該当なし(リバーブ専用機)
ステレオ/バイパスステレオ入出力/トゥルーバイパス・バッファード選択可
電源・消費電流9V DC センターマイナス/500mA以上(電池不可)
プリセット保存可(300プリセット、MIDI・USB-C対応)
発売年2024年

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NO.3

BOSS

RV-6

2万円弱で買える最強コスパの定番リバーブ

RV-6
想定価格 ¥20,000前後
リバーブ2015年

この順位の理由:2万円前後で必要十分な音と機能が揃い、最初の1台として最も勧めやすいため3位。

ここが良い

  • HALL、PLATE、ROOM、SPRINGに加えSHIMMERや+DELAYなど8モードを、3つのノブで直感的に操作できる。
  • 消費電流95mAと軽く電池でも動作。BOSSコンパクト筐体ゆえ耐久性が高くボードにも収まりやすい。
  • ステレオ入出力とDYNAMICモードを備え、弾いている間は残響を抑えてフレーズの輪郭を保てる。

気になる点

  • プリセット保存機能がなく、曲ごとに設定を大きく変える運用には手動操作が前提で向かない。
  • バッファード・バイパス固定のため、トゥルーバイパスにこだわる人には選択肢から外れてしまう。

こんな人に:初めてのリバーブを探している人、ボードを軽く保ちたい実用重視のギタリスト。

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モード・アルゴリズム8モード(HALL/PLATE/ROOM/SPRING/MODULATE/+DELAY/SHIMMER/DYNAMIC)
最大ディレイタイム該当なし(リバーブ専用機)
ステレオ/バイパスステレオ入出力/バッファード・バイパス
電源・消費電流9V DC(PSA-100 別売)または9V電池/95mA
プリセット保存不可(EXPペダル接続は可)
発売年2015年

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NO.4

Strymon

TimeLine MX

リバーブも得た新世代の旗艦ディレイ

TimeLine MX
想定価格 ¥126,500前後
ディレイ+リバーブ2026年(国内は7月19日発売)

この順位の理由:ディレイ最高峰の実力だが、発売直後で価格も最高額のため万人向けではなく4位。

ここが良い

  • dTape、dBucket、Oil Can、Spectralなど12マシンを搭載し、往年のエコーから実験的な音まで網羅する。
  • 新設計のリバーブ・マシンと5分のステレオ・ルーパーを内蔵し、ディレイ以外の用途も1台でこなせる。
  • 300プリセットとMIDI(DIN/TRS/USB-C)、FXループやWet/Dry/Wet出力に対応し運用の自由度が高い。

気になる点

  • 9V/500mA以上の電源が必須で実売12万円台と高価。ボードの面積と予算の両面で導入ハードルが高い。
  • 2026年7月発売の新製品のため中古の流通がまだ少なく、価格がこなれるまでには時間がかかる。

こんな人に:ディレイを音作りの軸に据えるプロ志向の人、MIDIでシステムを組みたいギタリスト。

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モード・アルゴリズム12マシン(dTape/dBucket/Digital/Drum/Oil Can/Multitap/Spectral/Reverse/Ice/Lo Fi/Filter/Reverb)
最大ディレイタイム最大2,500ms(マシンにより異なる)
ステレオ/バイパスステレオ入出力/トゥルーバイパス・バッファード選択可
電源・消費電流9V DC センターマイナス/500mA以上(電池不可・アダプター別売)
プリセット保存可(300プリセット、MIDI呼び出し対応)
発売年2026年(国内は7月19日発売)

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NO.5

MXR

M169 Carbon Copy Analog Delay

暖かく滲む、王道アナログディレイの定番

M169 Carbon Copy Analog Delay
想定価格 ¥23,000前後
ディレイ2008年

この順位の理由:アナログ特有の質感はデジタルで代替しにくく、1台目のディレイとしても長く使えるため5位。

ここが良い

  • BBD素子を使った正真正銘のアナログ回路で、繰り返すほど高域が丸くなる有機的な減衰が得られる。
  • MODスイッチでコーラス的な揺れを加えられ、内部トリムで揺れの深さと速さも好みに調整できる。
  • 消費電流26mAと非常に少なく、電池駆動やポートの空きが少ないパワーサプライでも扱いやすい。

気になる点

  • 最大600msとディレイタイムが短く、長い残響や遅いテンポの付点8分ディレイには対応しきれない。
  • タップテンポとプリセットを持たないため、曲ごとのタイム合わせは耳と手作業に頼ることになる。

こんな人に:バンドのバッキングに自然な奥行きを足したいロック/ブルース系のギタリスト。

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モード・アルゴリズムアナログBBDディレイ1系統+MODスイッチ(内部トリムで揺れを調整)
最大ディレイタイム最大600ms
ステレオ/バイパスモノラル入出力/トゥルーバイパス
電源・消費電流9V DC(Dunlop ECB003等 別売)または9V電池/26mA
プリセット保存不可
発売年2008年

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NO.6

TC Electronic

Flashback 2 Delay & Looper

MASH搭載、2万円台の多機能ディレイ

Flashback 2 Delay & Looper
想定価格 ¥21,000前後
ディレイ2017年

この順位の理由:2万円台で8モード+6秒+ルーパーと、機能あたりのコストパフォーマンスが際立つため6位。

ここが良い

  • 2290、テープ、アナログ、リバース、クリスタルなど8種を搭載し、最大6秒のロングディレイも可能。
  • フットスイッチの踏み込む強さを検知するMASH機能で、フィードバックや音量を足元で連続変化させられる。
  • TonePrintでアーティスト作成の音色を3スロットに保存でき、40秒のルーパーも内蔵している。

気になる点

  • 小型筐体にノブが密集し、深いエディットはPCやスマホのアプリ前提になる点で好みが分かれる。
  • 2017年発売と設計がやや古く、ステレオ運用やプリセット切り替えの快適さは最新の上位機に一歩譲る。

こんな人に:予算2万円台で多機能なディレイを1台に絞りたい中級者のギタリスト。

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モード・アルゴリズム8種(2290/Tape/Analog/Reverse/Dynamic/Mod/Crystal ほか)+TonePrint 3スロット
最大ディレイタイム最大6,000ms
ステレオ/バイパスステレオ入出力/トゥルーバイパス・バッファード切替可
電源・消費電流9V DC センターマイナス/100mA(アダプター別売)
プリセット保存可(TonePrint 3スロット)/40秒ルーパー内蔵
発売年2017年

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NO.7

Electro-Harmonix

Holy Grail Nano

つまみ1つで決まる、潔い定番スプリング

Holy Grail Nano
想定価格 ¥22,000前後
リバーブ2009年

この順位の理由:シンプルさで長年定番の座を守る一台。掛けっぱなしで使うなら今でも十分な実力がある。

ここが良い

  • SPRING、HALL、FLERBの3モードとリバーブ量ノブのみという構成で、迷わず短時間で音が決まる。
  • とくにSPRINGの質感が良く、リバーブ非搭載のアンプでも自然な揺れと奥行きを足すことができる。
  • 幅72mm・重量240gのナノ筐体で、すでに埋まりかけたペダルボードの隙間にも無理なく追加できる。

気になる点

  • プリセットもステレオ出力もなく、残響時間やトーンを細かく追い込む用途には割り切りが必要になる。
  • 電池駆動に非対応で、付属の9.6V DCアダプターかセンターマイナスの電源供給が必須となる。

こんな人に:機能より即戦力の音を求める人、足元をシンプルに保ちたいギタリスト。

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モード・アルゴリズム3モード(SPRING/HALL/FLERB)
最大ディレイタイム該当なし(リバーブ専用機)
ステレオ/バイパスモノラル入出力/トゥルーバイパス
電源・消費電流付属9.6V DC-200mAアダプター/105mA(電池不可)
プリセット保存不可
発売年2009年

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NO.8

EarthQuaker Devices

Avalanche Run V2

ディレイとリバーブを同時に操る個性派

Avalanche Run V2
想定価格 ¥80,300前後
ディレイ+リバーブ2016年(V2は2018年〜)

この順位の理由:音の個性は随一だが、価格と電源要求の高さから万人向けとは言えないため8位。

ここが良い

  • Normal、Reverse、Swellの3モードのディレイとプレート系リバーブを、同時にも独立にも使用できる。
  • ステレオ入出力とタップテンポ、6種のサブディビジョンを備え、広がりのある立体的な音像を作れる。
  • エクスプレッション入力を2系統装備し、6つのパラメーターを演奏中にリアルタイムで変化させられる。

気になる点

  • 消費電流が410〜425mAと非常に大きく電池駆動も非推奨で、専用の電源確保がほぼ必須になる。
  • プリセット保存がなく実売8万円前後と高価なため、汎用的に使い回すタイプの機種ではない。

こんな人に:アンビエントや飛び道具的な音作りを楽しみたい、実験志向のギタリスト。

詳しいスペックを見る
モード・アルゴリズムディレイ3モード(Normal/Reverse/Swell)+プレート系リバーブ
最大ディレイタイム最大2,000ms
ステレオ/バイパスステレオ入出力/トゥルーバイパス(トレイル付きも選択可)
電源・消費電流9V DC センターマイナス(付属)/410〜425mA・電池非推奨
プリセット保存不可(Flexi-Switch、EXP入力×2)
発売年2016年(V2は2018年〜)

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スペック比較表

気になる機種を横に並べて確認できます。

空間系エフェクターのスペック比較表
順位製品名想定価格最大ディレイタイムステレオ/バイパス電源・消費電流プリセット保存
1 DD-200BOSS ¥33,000前後 最大5,000ms(モードにより異なる)ステレオ入出力/バッファード・バイパス(アナログ・ドライ・スルー)9V DC(PSA-100S 別売)または単3電池3本/225mA可(127メモリー+マニュアル)
2 BigSky MXStrymon ¥120,000前後 該当なし(リバーブ専用機)ステレオ入出力/トゥルーバイパス・バッファード選択可9V DC センターマイナス/500mA以上(電池不可)可(300プリセット、MIDI・USB-C対応)
3 RV-6BOSS ¥20,000前後 該当なし(リバーブ専用機)ステレオ入出力/バッファード・バイパス9V DC(PSA-100 別売)または9V電池/95mA不可(EXPペダル接続は可)
4 TimeLine MXStrymon ¥126,500前後 最大2,500ms(マシンにより異なる)ステレオ入出力/トゥルーバイパス・バッファード選択可9V DC センターマイナス/500mA以上(電池不可・アダプター別売)可(300プリセット、MIDI呼び出し対応)
5 M169 Carbon Copy Analog DelayMXR ¥23,000前後 最大600msモノラル入出力/トゥルーバイパス9V DC(Dunlop ECB003等 別売)または9V電池/26mA不可
6 Flashback 2 Delay & LooperTC Electronic ¥21,000前後 最大6,000msステレオ入出力/トゥルーバイパス・バッファード切替可9V DC センターマイナス/100mA(アダプター別売)可(TonePrint 3スロット)/40秒ルーパー内蔵
7 Holy Grail NanoElectro-Harmonix ¥22,000前後 該当なし(リバーブ専用機)モノラル入出力/トゥルーバイパス付属9.6V DC-200mAアダプター/105mA(電池不可)不可
8 Avalanche Run V2EarthQuaker Devices ¥80,300前後 最大2,000msステレオ入出力/トゥルーバイパス(トレイル付きも選択可)9V DC センターマイナス(付属)/410〜425mA・電池非推奨不可(Flexi-Switch、EXP入力×2)

※ 表は横にスクロールできます。製品名をタップすると解説へ移動します。

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